アイリッシュウイスキーの調和と品質を追求する至高の一本、ROE&CO(ローアンドコー)をご紹介します。本記事では、アイルランドの魅力的なウイスキーカルチャーを体現するROE&COの魅力に迫ります。洗練された製法、豊かな風味、そして伝統と革新の融合が生み出すこのウイスキーの魅力をご紹介します。ウイスキーラヴァーの方々にとって、ROE&COは一度試してみるべき逸品です。さあ、アイルランドの魔法に包まれる旅へ出発しましょう。
ROE&COとは?
ROE&COとはローアンドコーと読み、アイルランドの首都ダブリンに2019年にできたROE&CO蒸留所で作られているウイスキー。ジェイムソンやブッシュミルズ、少し前に話題になったバスカー等と同じく、アイルランドで作られるアイリッシュウイスキーの分類になります。
アイリッシュウイスキーの特徴として、3回蒸留によってもたらされる滑らかな口当たりと雑味の少ないクリアな味わいという点があり、ROE&COも例に洩れずとても飲みやすいウイスキーに仕上がっています。
しかし、他のアイリッシュウイスキーには見られない独自の特徴もあります。他のアイリッシュウイスキーと違う点は、大きく分けて下記2点です。
- ファーストフィルのバーボン樽で熟成
- アイルランドを代表するバーテンダー5名によって監修し作られたウイスキーである事
それぞれ詳しく説明していきます。
アイリッシュウイスキーでは珍しいバーボン樽熟成
ウイスキーを熟成させる樽の種類には、シェリー樽やミズナラ樽など様々な種類がありますがROE&COの熟成に使われている樽はファーストフィルのバーボン樽。このファーストフィルのバーボン樽を使う事によって、しっかりとした味わいを持つウイスキーが出来上がります。この為ROE&COは、アイリッシュウイスキーにしては濃厚な味わいを持っています。
ファーストフィルとは? ウイスキーの熟成に初めて使用される樽のこと。2回使用の場合はセカンドフィル、3回の場合はサードフィルと回数ごとに呼び名が変わる。イメージとしては紅茶などのティーパックです。使用していくうちに成分が溶けだしにくくなるイメージですね。
バーテンダーが使用することを念頭に作られたウイスキー
ROE&COのCOにはCOCKTAILの意味があり、世界中のバーテンダーに使用されることを目的としたウイスキーです。監修にはアイルランドを代表する著名なバーテンダー5名が関わっており、膨大な数の試作を繰り返し作られた1本。
ウイスキーとカクテルのプロによって生み出されたROE&COはストレートでも美味しいのはもちろんの事、カクテルにしてもウイスキーらしさを損なうことなく楽しむことができます。
ちなみにROE&COのCOにはCOCKTAILの他にもCOLLABORATION、COMMUNITYという意味も込められています。
ROE&COのテイスティング
・ストレート
柑橘系の香りに少しのウエハースチョコのような甘い香りを感じます。味わいはスパイシーさの後にフルーツ系のすっきりとした甘さ、最後にチョコを少し感じます。アルコールの刺激は少なく、比較的飲みやすいウイスキーだと思います。
・ロック
スパイシーさが残りつつも、ほのかな甘さを感じます。口当たりが滑らかなのでロックでもスイスイ飲めてしまいます。氷が溶け始めると甘さもふんわりと強くなっていきます。
・ハイボール
ハイボールにすると爽やかさが前面に出てきます。青りんごのような風味に加え滑らかな口当たりも損なわれず、とても飲みやすいハイボールが出来上がります。
まとめ
個人的にはとても飲みやすいウイスキーだと思います。公式からカクテル推しされているだけあって、ハイボールもその風味をしっかりと感じつつ楽しむことができます。他にも、オールドファッションやアイリッシュコーヒーなど様々なカクテルに使用でき、さすがバーテンダーが考えたウイスキーといったところ。ストレートも好みは分かれると思いますが美味しく楽しむことができる、まさにオールマイティーなウイスキーだと思いました。
ボトルの底の部分に洋ナシの形が隠されていて、これは19世紀に世界を代表するウイスキーメーカーを設立した、ジョージ・ロー氏の時代に建てられたSt. Patricks Towerの隣に残った梨の木へのオマージュだそうです。こういった遊び心があるのは個人的にはすごく好きですね!
飲み方としては個人的にハイボールが1番オススメです。とても爽やかで飲みやすいのでぜひ試して見て下さい!!
まだ比較的新しい蒸留所のウイスキーなので今後の商品展開に期待したいですね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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