※本記事にはPRが含まれます。
今回はアードベッグコミッティ向けに販売されたボトルをまとめてみました。
コミッティ向けに先行販売され後に一般販売されたものと、コミッティ向け限定品と含まれます。
基本的に今年(2023年)のコミッティ向けボトルは全種類購入済みなので、簡単な評価も付け加えて紹介していきたいと思います。
アードベッグコミッティ向けリリース一覧
アードベッグから販売されたコミッティ限定品・先行販売品の一覧表です。
アードベッグ ヘビー・ヴェーパー | アードベッグ ビザーベキュー | アードベッグ アンソロジー 13年 ハーピーズテイル | アードベッグ アナモルフィック | |
定価 | 19,800円 (税込み) | 12,100円 (税込み) | 20,900円 (税込み) | 23,100円 (税込み) |
度数 | 50.2% (46%) | 50.9% | 46% | 48.2% |
内容量 | 700ml | 700ml | 700ml | 700ml |
販売日 | 4月18日 (5月24日) | 7月10日 (7月19日) | 9月5日 (9月20日) | 12月5日 |
一般販売 | 〇(一般販売品は加水タイプ) | 〇 | 〇 | × |
この他にも、アードベッグ トリーバンバッチ5や日本限定シングルカスクなど発売されましたがコミッティストアでの直接の販売が無かったので割愛します。(コミッティストアでのトリーバンの先行販売は無し。シングルカスクは抽選販売。)
各ボトルの紹介
では次に、各ボトルの紹介を簡単にしていきます。
味わいや香りなど、簡単にですが個人的な評価など記載しているので参考にして見て下さい。
なお、味わいや香りなどはストレートで飲んだ感想となります。
アードベッグ ヘビーヴェーパー
アードベッグデー2023年の限定ボトルとして、コミッティ向けには4月に一般向けには5月に販売されました。
コミッティ向けと一般向けではボトルスペックが若干異なり、コミッティ向け版はカスクストレングスで50.2%、一般向けは加水タイプで46%のアルコール度数となっています。
このボトルの特徴として、アードベッグの味わいを保つために重要な役割を担っているピュリファイアー(精留器)を取り外して作られています。これによって従来のアードベッグには無い味わいが出来上がっています。
<テイスティングレビュー>
※コミッティ向けカスクストレングスの感想です。
アードベッグの特徴のひとつでもあるピーティーさは強めに感じました。さらに硫黄など中々パンチの効いた香りがします。
ですが、ピート香に鼻が慣れてくるとフルーティーさなど、アードベッグ10年にも共通した香りが感じ取れるようになり、しっかりとアードベッグらしさも感じることができます。
味わいは重く、どことなく潮っ気のある味わい。コーヒーや梨の果汁のようなニュアンスも感じました。
アードベッグ ビザーベキュー
ビザーベキューはアードベッグ製造責任者であるビル・ラムズデン博士とDJ BBQことバーベキュー界の第一人者であるクリスチャン・スティーブンソンのコラボによって誕生しました。
バーボン樽、ペドロヒメネスシェリー樽そして蒸留独自のBBQ樽を使用して熟成された味わいは唯一無二のアードベッグに仕上がっています。
こちらはECサイトでもちょくちょく見かけますし、価格も他の3本よりも安いので飲んだことがある方も多いのではないでしょうか?
<テイスティングレビュー>
バーベキューソースのような甘さとスモーキーさを感じる香り。シェリー樽熟成由来のシェリー感もありますがそこまで主張は強くなく、シェリーの甘い匂いが加わることによってバーベキューの煙の感じを演出している印象を受けました。
味わいはシェリー、焦げ感、ピーティーといった感じ。香りの時は主張の弱めだったシェリーが口に含むと前に出てきます。シェリーを後押しするように焦げ感とピーティーさが出てくるといったユニークな味わいに感じました。
アードベッグ アンソロジー 13年 ハーピーズテイル
今年出たアードベッグコミッティ向け販売があったボトルで唯一の年数表記ありのボトルです。
アードベッグ アンソロジーコレクションという新しいシリーズの第一弾となる商品で、アニメや漫画などでもよく出てくる空想上の怪物であるハーピーがモチーフになっています。
熟成にはソーテルヌ樽を使用。これにより従来のアードベッグには無い上品な甘さと煙さのバランスが特徴です。
ちなみにですが、コミッティ向け先行販売時の売り切れかなり早かった記憶があります。(10数分だった記憶…)
<テイスティングレビュー>
フルーティーさや上品な甘さ、ピートがバランスよくまとまった香り。13年熟成だけあってかなり落ち着いた印象です。
味わいは煙甘。この一言に尽きます(笑)
アードベッグ ハーピーズテイルは下記記事にもレビューを掲載しているのでよかったらご覧ください。
アードベッグ ハーピーズテイルのレビュー | すーさんの見えないお問い合わせ (susan-no-who-are-you-life-change.com)
アードベッグ アナモルフィック
今年最後のコミッティリリースとなるアードベッグ アナモルフィック。
アナモルフィックとは、映像の世界などで使用される錯覚を利用した表現方法だそうで、4次元的な味わいを表しているようです。(X(旧Twitter)などで卑猥な名前間違いをよく見ますが(笑))
このボトルは、熟成に使用する樽のカスクヘッド(蓋みたいな部分)を取り外して、樽の内側をわざと傷つけ、さらにハイ・モカと呼ばれるチャー(樽をわざと焦がす作業)で仕上げた樽を使用しています。
これにより様々なニュアンスを感じる複雑で多層的な味わいが出来上がっています。
<テイスティングレビュー>
今年飲んだアードベッグで一番複雑な味わいをしていました。
香りは、ハーバルさと甘さのニュアンスが強くピート弱め。
味わいが非常に面白く、複雑だけど雑じゃない味わい深さがあるといった印象です。
アードベッグ アナモルフィックも下記記事にレビューを掲載しているのでよかったらご覧ください。
アードベッグ アナモルフィックのヒトリゴト | すーさんの見えないお問い合わせ (susan-no-who-are-you-life-change.com)
まとめ
今回はコミッティ会員であれば購入できた限定ボトルをまとめてみました。
改めてアードベッグさん今年は本当にハイペースで色々と商品を発表してくれていますね。無事財布が空っぽです、ハイ。
記事本文にもちょろっと出ていますが、日本限定シングルカスク(8万)やトリーバン(入手困難)などかなり高額なボトルもリリースされていてアードベギャンの皆様は大変だったことと思います。
ですが、色々なアードベッグを楽しめて楽しい1年でもありました!!
来年はスペクタキュラーやアンソロジーシリーズ第二弾のユニコーンテイルの販売が待ち構えているので今から期待して待ちましょう。
※商品リンクを作成しようと思いましたが、Amazon・楽天では取り扱いが少ないor無かったため、メルカリのリンクを付けました。
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